特集「ローマ字入力」: 第4表と解説

(2018/11/20)

第4表: 特殊入力

whi whe who
thi thu tho twu
dhi dhu dho dwu

解説

 第3表の分離入力を使用すれば、すべての特殊音が入力可能ですが、打鍵数が多くなることやローマ字に「x」が入ることに違和感がある場合、使用頻度の高い特殊音には、特別定義を割り当てることができます。JIS X 4063 に準じて「ウ」「テ」「デ」「ト」「ド」を使用した特殊音を定義したのが第4表です。

特集「ローマ字入力」: 第3表と解説

(2018/11/20)

第3表: 小書き仮名、分離入力、濁点、半濁点

xa xi xe xo xya xyu xyo xu xwa xb xp
uxi uxe uxo
texi texyu texyo toxu kuxwa
dexi dexyu dexyo doxu guxwa

解説

 第3表は小書き仮名(捨て仮名)と分離入力、濁点、半濁点の表です。小書き仮名、濁点、半濁点は単独では音価を持ちませんが、入力時に必要になる場合があります。直音とこれらの定義があれば、すべての特殊音が入力可能になります。
 小書き仮名は、ア行、ヤ行、ワ行のつづりに「x」を前置します。訓令定義では表記が難しい「ウィ」「ウェ」「ウォ」「クヮ」「グヮ」「ティ」「テュ」「テョ」「ディ」「デュ」「デョ」「トゥ」「ドゥ」は直音と小書き仮名を分離して入力することで表現可能です。濁点は「xb」、半濁点は「xp」で入力します。
 なほ、日本式では「kwa」「gwa」を「クヮ」「グヮ」に対応させてゐますが、「kwa」「gwa」は既に外来音の「クァ」「グァ」に使用されてゐるので使用頻度がほとんどない「クヮ」「グヮ」は分離入力になってゐます。

特集「ローマ字入力」: 第2表と解説

(2018/11/20)

第2表: ヘボン式、合拗音

vu va vi ve vo vyu vyo
kwa kwi kwe kwo shi sha shu she sho swi
gwa gwi gwe gwo ji ja ju je jo zwi
tsu tsa tsi tse tso chi cha chu che cho
fu fa fi fe fo fyu fyo

解説

 第2表はヘボン式と合拗音の表です。ヘボン式には、訓令定義として子音「sh」「j」「ch」「ts」「f」が定義され、訓令定義外として「v」が定義されてゐます。また合拗音の拡張として「kw」「gw」「sw」「zw」を使用します。これらと母音字、半母音字を組み合はせることで外来音を表記します。
 第1表と仮名が重複してゐるもので、打鍵数が少なかったり運指が良いものは、第2表を優先して使用してかまひません。

月刊ローマ字ブログ 2018/12/01-2018/12/31

特集「ローマ字入力」: 第1表と解説

(2018/11/19)

第1表: 直音、開拗音、長音、促音、撥音

a i u e o ye
ka ki ku ke ko kya kyu kye kyo
ga gi gu ge go gya gyu gyo
sa si su se so sya syu syo
za zi zu ze zo zya zyu zyo
ta ti tu te to tya tyu tyo
da di du de do dya dyu dyo
na ni nu ne no nya nyu nye nyo
ha hi hu he ho hya hyu hye hyo
ba bi bu be bo bya byu byo
pa pi pu pe po pya pyu pyo
ma mi mu me mo mya myu myo
ya yu yo
ra ri ru re ro rya ryu ryo
wa wi we wo
- q nq

解説

 第1表は日本語の固有音を入力するための表です。直音と開拗音は日本式を採用してゐます。現代文では使用されない「ヰ」「ヱ」もワ行に加へてゐます。開拗音のエ段音は「イェ」「キェ」「ニェ」「ヒェ」のみ掲載してゐますが、ほかの音も行段から機械的に定義可能です。
 長音「ー」は、「-」をそのまま使用します。促音「ッ」と撥音「ン」を単独で入力するときは、それぞれ「q」と「nq」です。
 促音と撥音は後続の子音により慣用的に次のやうに入力できます。

  • 撥音「ン」: 「n」の後ろに子音字
    • 「anta」→「アンタ」、「anna」→「アンナ」
  • 促音「ッ」: 子音字の後ろに同じ子音字(「n」を除く)
    • 「atta」→「アッタ」、「akka」→「アッカ」

特集「ローマ字入力」: ローマ字入力表

(2018/11/19)

第1表: 直音、開拗音、長音、促音、撥音

a i u e o ye
ka ki ku ke ko kya kyu kye kyo
ga gi gu ge go gya gyu gyo
sa si su se so sya syu syo
za zi zu ze zo zya zyu zyo
ta ti tu te to tya tyu tyo
da di du de do dya dyu dyo
na ni nu ne no nya nyu nye nyo
ha hi hu he ho hya hyu hye hyo
ba bi bu be bo bya byu byo
pa pi pu pe po pya pyu pyo
ma mi mu me mo mya myu myo
ya yu yo
ra ri ru re ro rya ryu ryo
wa wi we wo
- q nq

第2表: ヘボン式、合拗音

vu va vi ve vo vyu vyo
kwa kwi kwe kwo shi sha shu she sho swi
gwa gwi gwe gwo ji ja ju je jo zwi
tsu tsa tsi tse tso chi cha chu che cho
fu fa fi fe fo fyu fyo

第3表: 小書き仮名、分離入力、濁点、半濁点

xa xi xe xo xya xyu xyo xu xwa xb xp
uxi uxe uxo
texi texyu texyo toxu kuxwa
dexi dexyu dexyo doxu guxwa

第4表: 特殊入力

whi whe who
thi thu tho twu
dhi dhu dho dwu

第5表: 参考

 参考資料のため別記事で紹介

特集「ローマ字入力」: 導入

(2018/11/19)

 純ローマ字ブログ*1を始めてから1年経ちました。途中、検索支援用に seesaa にもブログ*2を立ち上げ、もちろん、このブログからもリンクを張って紹介してゐますが、純ローマ字ブログのアクセス数は絶望的に上がりません。書いてゐる内容がつまらないといふのは事実ですが、それ以前に、ローマ字文そのものに読者を引き付ける力がありません。その反証として、このブログは正仮名文ですが、続けてゐれば、徐々にアクセス数は増えてゐます。
 宮沢賢治のローマ字日記だって書いてある内容の割には読まれてゐると思ひませんし、逆に、著者自身が読まれたくないからこそローマ字で書いたとも言へます。ケイン・コズギのローマ字ブログは好評のやうですが、それは、彼が日本語ネイティブではなく、漢字仮名交じり文の教育を受けてをらず、彼なりに、日本のファンにメッセージを伝えるために見つけた手段だからです。そして、ファンもそれを理解してゐるから、不満も言はずローマ字文を読んでゐます。このやうな状況にない日本語ネイティブの芸能人がローマ字ブログを書いても、熱狂的なファンでなければ、わざわざ読んだりしないでせう。
 とはいっても、かういふものは5年間程度続けなれば真価を問ふことはできません。だから、法律の書写やコーパスの整理など、創作力が不要な記事で続けていくつもりです。このブログからも月に一度はリンクで紹介します。
 前置きが長くなりましたが、以前は私はローマ文の指南書はローマ字文で書くといいました。したがって、このブログでは指南書みたいなものは扱はないのですが、唯一、ローマ字の入力は、ローマ字を用いた漢字仮名交じり文の作成手段なので、このブログで扱ふことができます。次回から6回にわたって紹介します。