ローマ字

「n'」は本当に「ん」に変換できる

(2019/09/15) 今さら気付いたのですが、Windows のIMEは「n'」を「ん」に変換してくれるんですね。確かに、訓令定義でも JIS X 4063*1でも定義してあるので、必須実装ではあります。「ー」はキーボードでは「-」しか入力できないので、最上段を使ひますが…

短音符ブリーブ「˘」から抑音符グレイブ「`」へ

(2019/08/08) 今まで小書き仮名(捨て仮名)の翻字用に、短音符ブリーブ「˘」を使ってゐたのですが、JIS/ASCIIキーボードから直接入力できない記号を使ふのは不便なので、抑音符グレイブ「`」に変へました。グレイブであれば、逆引用符「`」をそのまま流用でき…

ローマ字の分かち書き、三原則

(2019/07/28) 分かち書き (1) 文頭に置ける言葉は空白を前に置き、文末に置ける言葉は空白を後ろに置く (2) 「です」を後ろに置ける言葉は空白を後ろに置く (3) 「それ」を前に置ける助詞は空白を前に置く ハイフン (1) 三文字以上の漢字熟語は、結びつきの…

SHACHOU号とワープロヘボン式

(2019/04/13) 世間では、ゴーン氏と日産との資金の移動に注目が集まってゐますが、このブログで取り上げるとすれば、「SHACHOU号」のつづりでせう。日本語の「社長」をローマ字にしてクルーザーの名前につけたと思はれますが、訓令第一表(謂はゆる訓令式)で…

令和とローマ字「REIWA」

令和のローマ字頭文字が「R」か「L」かの議論が出てゐますが、さすがにローマ字界隈で「L」を主張する人はゐません。もっとも、1954年訓令では「L」が議論*1に上がってゐたのは確かです。この時に、「la, li, lu, le, lo, ci, cu, cya, cyu, cyo」が…

「ティ」は「ti」か「te`i」か

(2019/03/21) いはゆる訓令式(訓令第一表)では、「ti」は「チ」と読むことになってゐます。ただ、「ti」を「ティ」と読むことを禁じてはをらず、文脈に応じて読み分けることになります。一方、ヘボン式では、訓令第二表の「chi」を「チ」のつづりとして定…

「ヌァ」は「nwa」か「nu`a」か

(2019/03/04) 「ヌァ」といふ特殊音を「nwa」と定義してしまふと、訓令定義と矛盾する読みがでてきます。例へば、「緩和」ですが、訓令定義では「kanwa」とつづります。訓令定義には「nwa」を「ヌァ」と読むことが想定されてゐないので、「kan'wa」のやうに…

「ローマ」は「Rohma」か「Rooma」か

(2019/03/03) 「ローマ」は『NQH式ローマ字*1』では「Rohma」で、『ヱピモセズ・ブログ*2』では「Rooma」にしてゐます。翻字を優先すれば、「大戸」は「ooto」、「王都」は「outo」、「オート」は「ohto」となります。「ohto」のやうに、「h」の後ろに、「h…

「アッー」は確かに音声上も「aqh」かも知れない

(2019/03/03) ネットスラングで「アッー」といふ擬音語があります。しかし、促音の長音といふのはどう読むか見当もつきません。先日、発表した『NQ式ローマ字*1』では、翻字により「aqh」とつづることが出来ます。 ローマ字では以前から単独の撥音「ン」、促…

訓令式の「TI」は「ティ」と読んでもよい

(2018/11/21) 言はゆる訓令式、訓令第一表ですが、「TI」「TU」は「ティ」「トゥ」と読むことができます。例へば、「TIIMU」といふつづりがある場合、訓令第一表では「チーム」と読まうが「ティーム」と読まうがどちらでもかまひません。同様に、「TUURU」も…

パスポートは仮名文字の翻字に向かふのか?

(2018/09/08) まづ、このブログでは、パスポートで長音を省略することを批判してゐますが、それでも、非ヘボン式申請はリスクが伴ひますので、私自身は推奨しません。ただ、長音こそパスポート式ローマ字への最大の不満点であるのは確かです。 非ヘボン式の…

訓令式ローマ字、訓令定義、訓令第1表、訓令第2表

(2018/09/22) いはゆる訓令式ローマ字とは、1937年に告示されたローマ字表*1であり、1954年に告示されたローマ字の第1表*2のことを指します。ところが、現在、訓令として有効なのは1954年版であり、1937年版は廃止されてゐます。だから、1937年版だけを訓令…

Arigatou 安室奈美恵

(2018/09/22) 先日9月16日に引退した安室奈美恵さんですが、「arigatou」といふ歌を歌ってゐいたんですね。引退時に初めて気づきました。 さて、「arigatou」のつづりを見て、ローマ字界隈の人は、99式*1を思ひつくでせうが、さすがに、作詞家は99式…

ローマ字と付属語「を」

(2018/08/18) 本家ローマ字ブログでは、付属語「を」のつづり*1として訓令第2表の「wo」を採用してゐます。 実のところ、付属語「は」「へ」「を」と仮名文字「ぢ」「づ」を全て翻字したい気もしますが、「ぢ」「づ」については、前回書いたやうに、訓令第…

ローマ字で四つ仮名を書き分けるべきか

(2018/08/12) 日本式では、四つ仮名を「zi,zu,di,du」で使ひ分けられます。念のため、日本式ローマ字といふ訓令があるわけでなく、訓令定義の部分集合として、日本式を導き出すことができます。これはヘボン式も同様で、訓令定義の部分集合として導き出せま…

ローマ字と棒引き仮名遣ひの亡霊

(2018/08/11) ローマ字の最大の問題は長音の扱ひです。まづ、長音の定義が曖昧です。おそらく1937年訓令式*1の関係者は棒引き仮名遣ひ「おー」が念頭にあったと思はれます。その棒引き仮名遣ひは、仮名文字のレベルでは学校教育で1909年に否定されて…

パスポート:ヘボン式ローマ字と異なる場合

(2018/09/03) パスポート:ヘボン式ローマ字と異なる場合 - 愛知県 上記のページは今後のブログ記事でも扱ふ機会があるのですが、官庁や自治体のページはアドレスが変はってリンク切れになることが多いので、この記事に引用しておきます。 長音表記表 読み方…

正仮名遣ひをローマ字で表現すべきか

(2018/08/11) いきなり正仮名遣ひの話になりますが、別にローマ字で正仮名遣ひを表現することを主体に考へてゐたわけでなく、やはり仕組みだけは作っておかうといふことにしました。「ハ行転呼音」「四つ仮名」「開口音、合口音」、「合拗音」とか区別すべき…

ローマ字の「Ô」「ô」と「OO」が普及しない理由

(2018/08/05) 訓令定義では、長音を表現するときは、「Ô」「ô」で表し、それが困難な場合は、大文字に限り、「OO」を認めるとあります。「Ô」「ô」が普及しない理由は割りと単純で、要するに入力が難しいこと、苦労して入力してもファイルに保存したり、メー…

「高藤」さんの読み方

(2018/07/07) やはり外務省も長音を全く理解してゐないやうです。 ヘボン式ローマ字綴方表 末尾が「オオ」音で、ヨミカタが「オ」の場合(「OO」と表記します。) 例:妹尾(セノオ)SENOO、高藤(タカトオ)TAKATOO、横尾(ヨコオ)YOKOO 末尾が「オウ」音…

「日本式」の読み方

(2018/07/04) 「日本」は「ニッポン」と読まうが「ニホン」と読まうがどちらでもいいのですが、中にはその道で権威のある方が読んだことで読み方が確定する場合があります。「日本式ローマ字」はどうやら、田中舘先生が、「ニッポンシキ」と読んだので、「ニ…

「その他」の読み方

(2018/06/24) 知恵袋等で「その他」の読み方についてときどき話題になってゐますが、これには確実な正答があります。 解答 私文書ではそもそもどう読んでもよい。 1948年2月16日から2010年11月30日の前日までに書かれた公文書では「そのた」と読む。 日本国…

ローマ字の長音問題

今週末から、『ziom の日記』のアクセス数が爆発的に増えてゐます。もっとも、2年間の休眠ブログで出発地点が閑古鳥だったので、増えるのも当たり前のことです。悪名は無名に勝るといふことで、アンチも含めて、アクセスが復活しはじめたといふことでせう。…