社会派ブロガは右も左も共産主義者が多い?

 何か震災報道やそれにコメントする社会派ブロガに奇妙な共産主義臭が漂ってゐる。まあ、マスコミは仕方ない。昔からさういふ職種だった。ところが、保守的な観点から政府批判をするブロガまで、こいつら本当は共産主義者だったんだと感じることがある。
 確かに、津波の被害にあった地域は、また津波が来る可能性がゼロではないので危険かもしれない。また放射能汚染された地域も、医学的に実証はされてゐないが、長期的に健康被害の可能性もあるので危険かもしれない。まづ、政府の方針だ。津波被害地域は「ブラックリスト入り」で仮設住宅さへ作るのもままならぬといふ態度だ。言はゆる「危険厨」といふ奴だ。また、放射能汚染地域は、風評被害などと言って、安全を連呼する。こちらは「安全厨」だ。ブロガの大半は基本的に「危険厨」だ。ブロガが、情報を隠蔽する政府やマスコミを批判するのは構はない。元々、それが社会派ブロガのレーベンスラウムだ。政府とマスコミ双方に迎合する社会派ブログなんて読む価値ないし、それなら趣味のブログでもやってもらった方がいい。
 ところが、最近、奇妙な傾向がある。社会派ブロガが「政府やマスコミは信用できない。我こそは社会の木鐸だ。私が危険と言ってゐるのに、なぜ逃げない」と言ひ、放射能汚染地域の人や、未だに津波被害にあった共同体に未練を持つ三陸の人たちを愚か者と罵り始めた。一体何様なのだらう。被災者だって、基本的人権で保障された生存権や財産権はある。確かに被災地域は津波放射能生存権といふ意味では好ましくないかもしれない。しかし、その地域は被災者にとって財産権が保障された場所でもある。それなのにその財産に固執する姿勢を愚か者と罵る。あのね。ゼロから始めた普通の人間が一代で自分の土地や家を所有することがどれだけ大変か分かってゐる?分かってゐないだらう。所詮、社会派ブログなんて、毎日、難しい社会問題をそれなり理路整然と噛み砕いてブログを書く時間が必要なのだから、全うなサラリーマンには無理だ。書生さんかニートが大半だと思ふ。それ以外はリストラの心配がない閑職の公務員ぐらゐだ。その意味で彼らに財産権の本当に意味なんか分かりっこない。だから、俺は外信で全てを知ってゐる。俺の忠告に従って逃げない御前らは愚か者だと無責任に叫ぶんだらうな。何の権限があって私有財産の放棄を唱へてゐるんだらう。今でも空き巣の被害は深刻なのに。
 それで、政府の対応だけど、津波は厳しすぎ、放射能は再考を、とコメントするぐらゐか?津波被害地域だが、余震もそろそろ落ち着いてきた。1000年に一度の津波か、30年の一度の津波か知らないが、大津波の直後にまた大津波がくる可能性は低い。確率から言へば、短くて30年後、長くて1000年後しか大津波は来ない。それなら、元の土地に徐々に戻してあげたらどうだらうか?高台への道だけは整備しておいて、仮にすぐ大津波が来ても逃げやすくしておけばいいと思ふ。もちろん逃げる体力のない御年寄りは避難所にゐた方がいいが、若者は帰してもいいだらう。自分の土地に仮設を立てればよい。少なくとも前回の大津波で後ろ髪を引いた貴重な家屋・家財はない訳だから、今度は逃げ足も早いだらう。さうやって若者から日常の生産活動に戻してあげるべきだ。しばらくして地域共同体が落ち着いてから、大堤防、高層マンションによる避難所確保、高台への集団移住など、各地域共同体にふさはしい防災体制を取ればよい。莫大な援助はそのために使ふべきだ。今の政府で恐ろしいのは、私有財産を否定して、被災地の意向も聞かずに勝手に集団移住計画を立ててゐることだ。どこの共産主義国家かと思った。
 次に、放射能汚染地域のことだが、これは国が汚染度の基準を決めて、原発から遠い地域から除染を速やかに始めて、地域共同体を復旧させていくべきだと思ふ。そして、それこそ国家事業として取り組みべき公共事業である。それには避難を余儀なくされた住民の生活支援も含まれる。福島の大地を甦らせるブランを示すべきだ。また、汚染地域の農業については、所得保証をした上で農作業はしばらく休んでもらひ、除染作業を優先すべきである。福島にも向かう30年間住めないなどとしたり顔でいふブロガもゐるが、そこには住民が汗の結晶で築いた豊穣の土地がある。可能性がゼロでないかぎり、復旧を目指すべきである。悟りを開いた気持ちで被災者を批判するブロガは早めに極楽浄土に行ってください。人間には永遠の命はないのだから、悟りを開いたら別の煩悩が生じる前にあっちの世界へ行った方がいい。あちらの世界には少なくとも放射線は届かないでせう。