特集「ローマ字の分かち書き」: 十三四という表現

(2019/02/09)

  • 分かち書き
    • (1) 原則として、辞書の見出し語は分かち書きの独立した単位とする
    • (2) ただし、接頭辞、接尾辞は分かち書きしない
    • (3) 活用語の見出し語以外の形に接続する助動詞、助詞は分離しない
  • ハイフン
    • (1) 三文字以上の漢字熟語は、結びつきの弱い箇所にハイフンを入れ、再帰的に二文字以下の読みにする。
    • (2) 接頭辞、接尾辞はハイフンで分離する。
    • (3) 助動詞「ます」は主観的表現にも関はらずつづりが長くなるのでハイフンを前置する

菜園の西側が山城屋という質屋の庭続きで、この質屋に勘太郎という十三四の倅が居た。

 まづ、辞書引きのために単語に分割します。

菜園/の/西側/が/山城屋/と/いう/質屋/の/庭続き/で/、この/質屋/に/勘太郎/と/いう/十三四/の/倅/が/居/た/。

 「十三四」といふ表現をローマ字でつづるのは悩ましい問題です。「十三または十四」といふ表現ですが、辞書には当然載ってゐませんし、全てを続けて書いても、意味を理解するのが難しいでせう。この場合は、「十三-四」とハイフンを挟むのが良いでせう。もちろん、数字で書くのもひとつの手ですが、ここでは、ローマ字で書くことを考へてゐます。
 「山城屋」は「山城-屋」で、助動詞「た」は続けて書きます。

菜園/の/西側/が/山城-屋/と/いう/質屋/の/庭続き/で/、この/質屋/に/勘太郎/と/いう/十三-四/の/倅/が/居た/。

 ローマ字文では次のやうになります。

  • Saien no nishigawa ga Yamashiro-ya to iu Shichiya no niwatsuzuki de, kono Shichiya ni Kantarou to iu Juusan-shi no segare ga ita.