日本語のしくみ

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ヱビスビール」もよく見ると最初は「ヱ(「ゑ」のカタカナ)」ですが、「エ」だと思っている人も多いのではないでしょうか。音とともになくなった文字は、そう簡単には復活しないのです。

 「ゐ」「ゑ」「ヰ」「ヱ」は音と伴になくなったのではなく、政策的に「公文書の一般用語」から排除されただけで、今でも人名の一部として戸籍といふ公文書では使へる(参考:http://www.us.emb-japan.go.jp/j/html/todoke/kinyu.htm)し、ヱブでも当然使へる。「ぢ」「づ」「を」「ヂ」「ヅ」「ヲ」は今でも健在だし、そもそも仮名単体では発音記号として使ふしかなく、文章で使はれる仮名の読みは、複数の仮名を並べて語を表はすときに初めて確定する。それも方言や時代、個人によって読みが変はっても構はない。
 と書いたけど、正仮名遣ひに関する記述がト印だったわけではない。